テーマは 『 イエス様はありのままのあなたを待っている 』 です
今日はサマリヤの女の人とイエス様の会話を通して、イエス様がどんな方であるかを見ていきましょう。
【ヨハネの福音書4章1-8節】
イエスがヨハネよりも弟子を多くつくって、バプテスマを授けていることがパリサイ人の耳に入った。それを主が知られたとき、
──イエスご自身はバプテスマを授けておられたのではなく、弟子たちであったが──
主はユダヤを去って、またガリラヤへ行かれた。
しかし、サマリヤを通って行かなければならなかった。
それで主は、ヤコブがその子ヨセフに与えた地所に近いスカルというサマリヤの町に来られた。
そこにはヤコブの井戸があった。イエスは旅の疲れで、井戸のかたわらに腰をおろしておられた。時は第六時ごろであった。
ひとりのサマリヤの女が水をくみに来た。イエスは「わたしに水を飲ませてください」と言われた。
弟子たちは食物を買いに、町へ出かけていた。
ガリラヤに向かうためには2つの行き方があり、少し遠回りにはなりますが、サマリヤを避ける道か、そのまま直接サマリヤを通る道のいずれかがあります。
イエス様は後者のサマリヤを通る道の方を選びました。
これは、ただ単に近道だからということではなく、イエス様にはある大切な目的があったからです。
ヤコブの井戸で一人腰をおろして、誰かを待っていました。
それは、サマリヤの女の人でした。
この女性は第六時、つまり、昼の12時頃に一人で水を汲みに来ました。
その当時、水を汲みに行く時は、こんな暑い時間帯ではなく、朝の時間帯か、日が暮れ始めて涼しくなった夕方頃に、女性たち何人かで行くのが普通でした。
しかし、この女性は誰も水を汲みにいかないような時間帯に一人で井戸に行ったのでした。
そのサマリヤの女性にイエス様が話しかけたのです。
【ヨハネの福音書4章9節】
そこで、そのサマリヤの女は言った。「あなたはユダヤ人なのに、どうしてサマリヤの女の私に、飲み水をお求めになるのですか。」──ユダヤ人はサマリヤ人とつきあいをしなかったからである──
その当時、ユダヤ人は サマリヤ人を汚れていると思い、サマリヤ人とは関わらないようにしていました。
また、サマリヤ人が売る食べ物は、基本 乾物以外は汚れていると思っていたので、サマリヤ人から食べ物を買うこともほとんどありませんでした。
そんな中で、イエス様は自らサマリヤ人の女性に声をかけ、それだけではなく、『水を飲ませてください』と言ったのです。
普段 周りの人、特にユダヤ人たちは 自分のことを汚れた人と思っているのに、イエス様はそんなユダヤ人とは違って汚れているはずの自分に話しかけてきたので、女性はびっくりして、その理由を聞きました。
【ヨハネの福音書4章10-15節】
イエスは答えて言われた。「もしあなたが神の賜物を知り、また、あなたに水を飲ませてくれと言う者がだれであるかを知っていたなら、あなたのほうでその人に求めたことでしょう。そしてその人はあなたに生ける水を与えたことでしょう。」
彼女は言った。「先生。あなたはくむ物を持っておいでにならず、この井戸は深いのです。その生ける水をどこから手にお入れになるのですか。
あなたは、私たちの父ヤコブよりも偉いのでしょうか。ヤコブは私たちにこの井戸を与え、彼自身も、彼の子たちも家畜も、この井戸から飲んだのです。」
イエスは答えて言われた。「この水を飲む者はだれでも、また渇きます。
しかし、わたしが与える水を飲む者はだれでも、決して渇くことがありません。わたしが与える水は、その人のうちで泉となり、永遠のいのちへの水がわき出ます。」
女はイエスに言った。「先生。私が渇くことがなく、もうここまでくみに来なくてもよいように、その水を私に下さい。」
イエス様は女性の質問に対し、なぜ飲み水を求めるのかについては答えず、イエス様自身がどういう方であるかを この水を通して語り始めました。
イエス様が話しているのは、物理的に体、のどを潤す飲み水のことではなく、イエス様ご自身のこと、生ける水、つまり “心と魂の渇きを満たす水” のことを この女性に紹介し始めました。
しかし、この女性はその意味がわからず、それでも喉を潤す水がもらえると思い、イエス様にそれを求めました。
【ヨハネの福音書4章16-18節】
イエスは彼女に言われた。「行って、あなたの夫をここに呼んで来なさい。」
女は答えて言った。「私には夫はありません。」イエスは言われた。「私には夫がないというのは、もっともです。
あなたには夫が五人あったが、今あなたといっしょにいるのは、あなたの夫ではないからです。あなたが言ったことはほんとうです。」
この女性がイエス様の言っている言葉の意味を取れなかったので、イエス様はこの女性が触れたくない、知られたくないと思っている自分の恥ずかしい部分について敢えて話し始めました。
それは、この女性が本当に必要なのは、喉を潤すような水などではなく、心の飢え乾き、恥ずかしい、隠したいと思っている罪の姿を敢えてさらけ出し、それを知っている上で受けとめてくれ、声をかけてくれ、その心を潤せるイエス様自身であることを悟らせるためです。
【ヨハネの福音書4章19-26節】
女は言った。「先生。あなたは預言者だと思います。
私たちの父祖たちはこの山で礼拝しましたが、あなたがたは、礼拝すべき場所はエルサレムだと言われます。」
イエスは彼女に言われた。「わたしの言うことを信じなさい。あなたがたが父を礼拝するのは、この山でもなく、エルサレムでもない、そういう時が来ます。
救いはユダヤ人から出るのですから、わたしたちは知って礼拝していますが、あなたがたは知らないで礼拝しています。
しかし、真の礼拝者たちが霊とまことによって父を礼拝する時が来ます。今がその時です。父はこのような人々を礼拝者として求めておられるからです。
神は霊ですから、神を礼拝する者は、霊とまことによって礼拝しなければなりません。」
女はイエスに言った。「私は、キリストと呼ばれるメシヤの来られることを知っています。その方が来られるときには、いっさいのことを私たちに知らせてくださるでしょう。」
イエスは言われた。「あなたと話しているこのわたしがそれです。」
イエス様はさらにこの女性との質問に答えることで、自分自身が誰であるのか、また、この女性がサマリヤ人であることは関係なく、一人の人として、神様、御父を霊とまことによって礼拝することができること、そのような礼拝者を神様は求めていることをこの女性に伝えました。
イエス様自身がメシヤであり、救い主であり、唯一 心とその魂を満たすことができる方です。
たとえ周りの人や自分自身が自分のことを汚れていると思っていたとしても、イエス様は逆にそのような人に自ら近づき、声をかけ、きよめて癒そうとしてくださいます。
その人、一人一人の恥ずかしい部分、罪の部分もすべて知っている上で、その人のことを待ち、その人を赦し、きよめて、その心の渇きを満たそうとしてくださっているのです。
それが、イエス・キリストなのです。
【ヨハネの福音書4章27-29節】
このとき、弟子たちが帰って来て、イエスが女の人と話しておられるのを不思議に思った。しかし、だれも、「何を求めておられるのですか」とも、「なぜ彼女と話しておられるのですか」とも言わなかった。
女は、自分の水がめを置いて町へ行き、人々に言った。
「来て、見てください。私のしたこと全部を私に言った人がいるのです。この方がキリストなのでしょうか。」
ここで、女性が取った行動は、自分がそれまで必要と思っていた水、肉的に満たしてくださるもの、水がめを置き、自分を嫌っていた人、自分のことを避けていた人々に向かって言って、イエス様がキリストであることを証しに行ったのです。
それまでは、人々になるべく会わないように、みんなが水を汲みに行く時間帯はあえて避け、一人でひっそりと行動していたのに、この時はイエス様に会えた感動、イエス様がどんな方であるのか、またすべてを知っている上でそれを受け止め、自分と話をしてくれ、自分のありのままの姿を受け止めてくれたこのイエス様について、どうしても他の人に伝えたくて 水がめを置いて人々にイエス様の証をしたのです。
【ヨハネの福音書4章39-42節】
さて、その町のサマリヤ人のうち多くの者が、「あの方は、私がしたこと全部を私に言った」と証言したその女のことばによってイエスを信じた。
そこで、サマリヤ人たちはイエスのところに来たとき、自分たちのところに滞在してくださるように願った。そこでイエスは二日間そこに滞在された。
そして、さらに多くの人々が、イエスのことばによって信じた。
そして彼らはその女に言った。「もう私たちは、あなたが話したことによって信じているのではありません。自分で聞いて、この方がほんとうに世の救い主だと知っているのです。」
この女性の証が周りの人、多くの人の心を動かし、イエス様の救いに導き、それだけではなく、この人々自身もただ聞いた話だけではなく、自分自身もイエス様のことを体験することで、心からイエス様を救い主だとして信じ、受け入れたのです。
イエス様の姿、イエス様がどんな方であるかを知ることによって、自分の魂の救いを得、心の渇きは満たされ、それだけではなく、この生ける水を周りの人々にも流して救いに導いていったのです。
イエス様はこのように、私たちが自分でも気づいていない、逆に気づいてはいるけど触れられたくない心の傷、渇き、寂しさ、痛み、むなしさを私たちよりも関心を持っておられ、その飢え乾きを満たしたいと私たちを待っておられる方なのです。
私たちの汚い姿、罪の姿、弱い姿、隠したいところさえもすべて知っている上で、それを受け止め、赦し、愛し、救い、満たしてくださる方なのです。
イエス様はあなたと話すために待っておられます。
あなたの心の必要、本当の必要を満たしたいと思い、待っておられるのです。
アーメン (*´ -`)(´- `*)
2022.12.11
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