テーマは 『 最悪の人生を最高の人生に変える方法 』 です
私たちは生きている上で、苦しいこと、つらいこともたくさん経験します。
特に、仲の良い人や、家族、大切な人、毎日顔を合わせる人から 受ける傷や苦しみの方が多いのです。
そのような苦しさ、つらい思いをする中で、私たちは一体どうしたら良いのでしょうか。
今日はある人の人生を通して、その答えを探っていきましょう。
ヨセフの人生に起きた5つの最悪な出来事
① 父には溺愛されたが、兄たちに嫌われ憎まれた
【創世記37章2-4節】
これはヤコブの歴史である。ヨセフは十七歳のとき、彼の兄たちと羊の群れを飼っていた。彼はまだ手伝いで、父の妻ビルハの子らやジルパの子らといっしょにいた。ヨセフは彼らの悪いうわさを父に告げた。
イスラエルは、彼の息子たちのだれよりもヨセフを愛していた。それはヨセフが彼の年寄り子であったからである。それで彼はヨセフに、そでつきの長服を作ってやっていた。
彼の兄たちは、父が兄弟たちのだれよりも彼を愛しているのを見て、彼を憎み、彼と穏やかに話すことができなかった。
ヨセフは12人兄弟で、それぞれ4人の違うお母さんから生まれ、ヨセフは お父さんのヤコブが一番愛していた妻、ラケルの息子で、お父さんの一番のお気に入りとして、兄弟たちの中で特別な扱いを受けていました。
兄たちの悪い行いを素直にお父さんに話したこと、お父さんからのえこひいき、自分が見た夢を話したせいで、兄たちに嫌われ、いじめられ、普通に会話をすることさえもできず、ひどい言葉で傷つけられる日々が続いていました。
② 17歳の時、兄弟たちに殺されそうになった後、外国の地であるエジプトに売り飛ばされた
お父さんのお使いで、100キロ離れたドタンまで兄たちに会う為に行きました。
兄たちのところに着いた時、兄たちは彼を殺す計画を練り始め、最終的にはイシュマエル人に奴隷としてヨセフを売り飛ばしました。
ヨセフは家族に「死んだ者」として報告され、お父さんのヤコブは悲しみに打ちひしがれました。
③ エジプトで奴隷生活をした
異国の地で誰も知り合いもいない中、一人だけ味方がいました。
【創世記39章2-5節】
主がヨセフとともにおられたので、彼は幸運な人となり、そのエジプト人の主人の家にいた。
彼の主人は、主が彼とともにおられ、主が彼のすることすべてを成功させてくださるのを見た。
それでヨセフは主人にことのほか愛され、主人は彼を側近の者とし、その家を管理させ、彼の全財産をヨセフの手にゆだねた。
主人が彼に、その家と全財産とを管理させた時から、主はヨセフのゆえに、このエジプト人の家を、祝福された。それで主の祝福が、家や野にある、全財産の上にあった。
たった一人の味方は神様でした。
神様がともにおられたのです。
孤独の中で、奴隷生活の中で、ヨセフは神様とずっと一緒にいたのです。
自由も自分の意思や権利もまったくないはずの奴隷という身分だったのですが、神様がヨセフを見ておられ、共におられ、ヨセフを祝福したので、奴隷としてはありえないような待遇で成功していったのです。
④ ようやく認められてきた中で、主人の妻ポティファルにはめられ、濡れ衣を着せられて牢獄生活に
【創世記39章6-10節】
彼はヨセフの手に全財産をゆだね、自分の食べる食物以外には、何も気を使わなかった。しかもヨセフは体格も良く、美男子であった。
これらのことの後、主人の妻はヨセフに目をつけて、「私と寝ておくれ」と言った。
しかし、彼は拒んで主人の妻に言った。「ご覧ください。私の主人は、家の中のことは何でも私に任せ、気を使わず、全財産を私の手にゆだねられました。
ご主人は、この家の中では私より大きな権威をふるおうとはされず、あなた以外には、何も私に差し止めてはおられません。あなたがご主人の奥さまだからです。どうして、そのような大きな悪事をして、私は神に罪を犯すことができましょうか。」
それでも彼女は毎日、ヨセフに言い寄ったが、彼は、聞き入れず、彼女のそばに寝ることも、彼女といっしょにいることもしなかった。
神様の存在を認め、いつも神様が自分をどう思っているのか、神様中心の生活を生きていました。
それは、すべてを手に入れた後も変わらずにそうしていました。
偉そうにすることはなく、自分の主人のことを大切にして 任された仕事をしっかりこなした上で、何よりも神様が自分にどう見られているのか、神様に対して罪を犯さないようにすることを大事にしていました。
それなのに、この主人の妻が 嘘をついてヨセフに濡れ衣をかぶせ、牢屋に入れられました。
【創世記39章20-23節】
ヨセフの主人は彼を捕らえ、王の囚人が監禁されている監獄に彼を入れた。こうして彼は監獄にいた。
しかし、主はヨセフとともにおられ、彼に恵みを施し、監獄の長の心にかなうようにされた。
それで監獄の長は、その監獄にいるすべての囚人をヨセフの手にゆだねた。ヨセフはそこでなされるすべてのことを管理するようになった。
監獄の長は、ヨセフの手に任せたことについては何も干渉しなかった。それは主が彼とともにおられ、彼が何をしても、主がそれを成功させてくださったからである。
牢屋の中、暗い中、孤独の中、ここでもたった一人の味方がいました。
それは神様でした。
いつも神様を認め、神様の前で罪を犯さずに神様の目にかなった生活をしようと心掛けたヨセフのそばに、神様がおられ、監獄の中でさえも成功するように働いてくださったのです。
⑤ せっかく助けてあげた牢屋仲間に自分も釈放してもらえるように助けを求めたが、すっかり忘れられ、2年も牢獄生活を送った
【創世記40章8-15節】
ふたりは彼に答えた。「私たちは夢を見たが、それを解き明かす人がいない。」ヨセフは彼らに言った。「それを解き明かすことは、神のなさることではありませんか。さあ、それを私に話してください。」
それで献酌官長はヨセフに自分の夢を話して言った。「夢の中で、見ると、私の前に一本のぶどうの木があった。
そのぶどうの木には三本のつるがあった。それが芽を出すと、すぐ花が咲き、ぶどうのふさが熟して、ぶどうになった。
私の手にはパロの杯があったから、私はそのぶどうを摘んで、それをパロの杯の中にしぼって入れ、その杯をパロの手にささげた。」
ヨセフは彼に言った。「その解き明かしはこうです。三本のつるは三日のことです。
三日のうちに、パロはあなたを呼び出し、あなたをもとの地位に戻すでしょう。あなたは、パロの献酌官であったときの以前の規定に従って、パロの杯をその手にささげましょう。
あなたがしあわせになったときには、きっと私を思い出してください。私に恵みを施してください。私のことをパロに話してください。この家から私が出られるようにしてください。
実は私は、ヘブル人の国から、さらわれて来たのです。ここでも私は投獄されるようなことは何もしていないのです。」
【創世記40章20-23節】
三日目はパロの誕生日であった。それで彼は、自分のすべての家臣たちのために祝宴を張り、献酌官長と調理官長とをその家臣たちの中に呼び出した。
そうして、献酌官長をその献酌の役に戻したので、彼はその杯をパロの手にささげた。
しかしパロは、ヨセフが解き明かしたように、調理官長を木につるした。
ところが献酌官長はヨセフのことを思い出さず、彼のことを忘れてしまった。
献酌官長の夢を解き明かして三日後、ヨセフは夢が解き明かした通りに現実になったことを聞き、ようやく自分もこの牢屋から出ることができると期待しながら待っていましたが、結局釈放されないまま、牢獄生活が2年続きました。
【創世記41章46節】
──ヨセフがエジプトの王パロに仕えるようになったときは三十歳であった──ヨセフはパロの前を去ってエジプト全土を巡り歩いた。
最終的には、ヨセフがパロの夢の解き明かしをしたことによって、ようやく釈放され、パロの右腕になり、エジプト全国をつかさどるようになりました。
17歳の時に、エジプトという外国の地に無一文で奴隷として売り飛ばされ、何もないところからスタートした暗闇の人生から、二年間の投獄生活を送ったのち、30歳の時にようやく人生が回復してきたのでした。
そこからパロの夢の解き明かしの通りに、7年の豊作の間にききんを備え、残りの7年のききんを乗り越えることができました。
そのききんの際に、ヨセフの兄弟はヨセフと知らずに、食料を買いに来て、結局は兄弟もお父さんとも再会を果たします。
ヨセフを通して、家族みんながききんで死なずに助かったのです。
また、ヨセフは久しぶりに再会した兄弟たちのことは責めずに赦し、それどころか信仰の言葉、慰めの言葉をかけました。
【創世記50章19-21節】
ヨセフは彼らに言った。「恐れることはありません。どうして、私が神の代わりでしょうか。
あなたがたは、私に悪を計りましたが、神はそれを、良いことのための計らいとなさいました。それはきょうのようにして、多くの人々を生かしておくためでした。
ですから、もう恐れることはありません。私は、あなたがたや、あなたがたの子どもたちを養いましょう。」こうして彼は彼らを慰め、優しく語りかけた。
ヨセフはどんな目にあっても、神様を呪うこともせず、人を呪うこともしませんでした。
もちろん、苦しみを感じなかったわけではありません。
でも、その苦しみがある中で、最悪な人生を送っている中で、たった一人の味方の神様がいたからこそ、人生を諦めずにその時々で出来ることをしながら生きることができたのです。
ヨセフは神様のことをいつも認め、神様の目に適った生き方を心がけ、悪いことも含め すべてを益としてくださることを信じ、実行して生きたのです。
私たちも、いつも神様にゆだね、神様が今のつらい経験、苦しみさえもすべて益としてくださることを信じ、神様を認めて一緒に生きていきましょう。
アーメン (*・ω・)ノ
2021.11.28
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