テーマは 『 隣人への義務 』 です
【マタイの福音書22章39節】
『あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ』 という第二の戒めも、それと同じようにたいせつです。
先週は、“神への義務” に対して学びました。
今週は、“隣人への義務” に対して学びます。
隣人とは、隣に住んでいる人の事ではなく、自分以外の すべての人であると解釈するのが聖書的です。
『 神への義務 』 が1番優先であり、次に優先になるのが、『 隣人への義務 』 です。
私たちは 『 隣人への義務 』 があることも知らずに生活していますが、主は隣人への義務も 私たちに与えておられます。
どのような義務があるでしょうか?
隣人を愛すること
愛することを 『 義務 』 ではなく、“選択” だと思っていますか?
私たちが “選択” と思っても、神は 隣人への 『 義務 』 として与えました。
隣人を愛することを、一番わかりやすく説明して下さったのは、イエス様でした。
ルカの福音書10章には、“良きサマリヤ人のたとえ” があります。
強盗に襲われて、半殺しにされている人がいました。
その道を、主に仕える祭司、そして レビ人が通りました。
しかし、彼らは 倒れた人を見ると、何もせず反対側を通り過ぎました。
その後、サマリヤ人が通りました。
サマリヤ人は彼を見て、かわいそうに思い、傷の手当てをして彼を運び、介抱して面倒を見てあげました。
このたとえを語った後に、イエス様は 『この三人の中で だれが、強盗に襲われた者の隣人になったと思いますか。 』 と聞きました。
律法の専門家が、「その人に あわれみをかけてやった人です。」と 答えると、主はすぐに 「 あなたも行って 同じようにしなさい。」 と語りました。
同じことをするのが、隣人を愛する人の姿です。
多くの人は 見知らぬ人を助けることに戸惑いを感じ、そして巻き込まれたくないと思って、かかわりを持たないです。
それは正しいことではないです。
もし倒れた人が自分の家族ならば どうしますか?
そのまま通り過ぎることはあり得ないですね。
力を尽くして助けると思います。
今も困っている人を見て、自分のことのように助ける人がたくさんいます。
そこにあるのは隣人を愛する心です。“無関心” ではなく、“関心” があります。
困っている人に 憐れみと慈悲の心で 手を差し伸べるのが 隣人への愛であり、神がするように命じた義務です。
このような言葉もあります。
【箴言14章21節】
自分の隣人をさげすむ人は罪人。貧しい者をあわれむ人は幸いだ。
【箴言14章31節】
寄るべのない者をしいたげる者は自分の造り主をそしり、貧しい者をあわれむ者は造り主を敬う。
隣人を騙してはいけない
【箴言11章1節】
欺きのはかりは主に忌みきらわれる。正しいおもりは主に喜ばれる。
不正な商売行為は、社会の基本秩序を破壊する行為です。
悪徳商人たちは、昔から今に至るまで 不正な方法をたくさん使って 金儲けをしました。
これは隣人の財産を盗む行為でもあります。
律法でも、神は はっきりと このことに対して定めておられます。
【申命記25章13-16節】
あなたは袋に大小異なる重り石を持っていてはならない。
あなたは家に大小異なる枡を持っていてはならない。
あなたは完全に正しい重り石を持ち、完全に正しい枡を持っていなければならない。あなたの神、主があなたに与えようとしておられる地で、あなたが長く生きるためである。
すべてこのようなことをなし、不正をする者を、あなたの神、主は忌みきらわれる。
日本は商売で不正をする人は少ないと思いますが、不正が当たり前のように行われる国も多いです。
お金のために平気に不正を行います。
神は不正な商売をしようとする者たちに向かって、預言者を通して 次のように警告しました。
【アモス書8章5節】
あなたがたは言っている。「新月の祭りはいつ終わるのか。私たちは穀物を売りたいのだが。安息日はいつ終わるのか。麦を売りに出したいのだが。エパを小さくし、シェケルを重くし、欺きのはかりで欺こう。
隣人から 不当な利益を得るのではなく、むしろ隣人に益をもたらすのが “隣人への義務” です。
商売しない人でも、隣人を騙すことは罪であり、信頼を裏切ることです。
隣人と平和を保ちなさい
【ローマ12章18節】
あなたがたは、自分に関する限り、すべての人と平和を保ちなさい。
平和のために努力するのが 隣人への義務です。
次の箇所に、平和のために努力すべき内容があります。
【ローマ12章17節】
だれに対してでも、悪に悪を報いることをせず、すべての人が好いと思うことを図りなさい。
【ローマ12章18節】
あなたがたは、自分に関する限り、すべての人と平和を保ちなさい。
このようにして 隣人との間に、平和を保つ義務を果たしていかなければなりません。
“自分に関する限り ” ということばがあるのは、すべての人と平和を保つことが、いつでも可能なわけではないからです。
それは 完全な愛を持っている人もいないですし、人間はまた 弱さをたくさん持っていますし、この世は罪に満ちているからです。
人間同士 争いも本当に多いです。
【ヤコブ4章1節】
何が原因で、あなたがたの間に戦いや争いがあるのでしょう。あなたがたのからだの中で戦う欲望が原因ではありませんか。
世界でも、戦いが好きで、平和を壊す者たちの働きが とても多いです。
イスラム過激派の無差別な攻撃で 平和が一瞬にして消えます。
近所に わざと嫌がらせをして、人々の日常の平和を壊す人たちもいます。
神はすべての人々が平和の中に生きることを願いますが、人間の欲望が原因で、争い、戦争は絶えず起こっています。
しかし自分に関する限り、すべての人と平和を保つ義務を果たしていかなければなりません。
イエス様は 平和を造った方でした。
【コロサイ1章20節】
その十字架の血によって平和をつくり、御子によって万物を、御子のために和解させてくださったのです。地にあるものも天にあるものも、ただ御子によって和解させてくださったのです。
主は、次のようにも語りました。
【マタイの福音書5章9節】
平和をつくる者は幸いです。その人たちは神の子どもと呼ばれるから。
隣人への非難、悪口、分裂を起こす者は 平和を壊す者です。
平和を保つためには、相手に対して関心、受容、愛が必要です。
(*´ -`) (´- `*)
2017.8.27
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