テーマは 『 何を感謝するのか、なぜ感謝するのか 』 です
【第1テサロニケ5章18節】
すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです。
神様は、すべての事について感謝しなさい と言われました。
感謝することは、主が喜ばれることであり、またクリスチャンとして当然すべきことでもあります。
聖書に感謝の言葉が入っている聖句を検索したら 186箇所出てきました。
もっとあるかも知れないですね。
内容を少し調べると、本当に様々なことで感謝がささげられていましたし、感謝しなさいという命令もありました。
キリスト教は感謝の宗教です。
感謝をいつも主に捧げていますか?
今日は特に “収穫感謝礼拝” ですので、タイトルを 「何を感謝するのか、なぜ感謝するのか」 にしました。
聖書を調べるとそれが分かります。
旧約聖書を読むと、ユダヤ人には三大祭りがありました。
その祭りは人間が決めたのではなく、すべて神の命令によって決められました。
そして その三大祭りは、すべて感謝祭でした。
それを理解すれば 私たちは “何を、なぜ感謝するのか” が分かります。
祭りの記録があるのは、出エジプト記23章、レビ記23章にあります。
過越の祭り
まず「過越の祭り」は、“種無しのパンの祭り” とも言います。
なぜなら続けてやる祭りであるからです。
【レビ記23章5-8節】
第一月の十四日には、夕暮れに過越のいけにえを主にささげる。
この月の十五日には、主の、種を入れないパンの祭りである。七日間、あなたがたは種を入れないパンを食べなければならない。
最初の日は、あなたがたの聖なる会合とし、どんな労働の仕事もしてはならない。
七日間、火によるささげ物を主にささげる。七日目は聖なる会合である。あなたがたは、どんな労働の仕事もしてはならない。」
神様は なぜ過越の祭りを行うようにしたのでしょうか?
それはイスラエル民族が解放されたことを感謝する祭りです。
エジプトで430年間 奴隷生活をしながら苦しんでいたイスラエル人を、神はモーセという指導者を遣わして解放する計画を立てて それを実行に移しました。
エジプト王パロがイスラエル人を解放しないので、神は10の災いをエジプトに下しました。
最後にあった わざわいが、エジプトにいるすべての初子が死ぬことでした。
神は事前にパロに伝えましたが、パロはその言葉を聞いても心をかたくなにして聞き入れませんでした。
“まさかそんなことは起こらないだろう” と、彼は神のことばを無視しました。
神はわざわいの時に イスラエル人を区別するために、助かる方法を教えました。
それは羊をほふり、その血を取り、家々の二つの門柱と、かもいにつけると、裁きが下る時に 神がその血を見て、その所を通り越して、そこには滅びのわざわいが起こらないようにすると言われました。
それを信じてイスラエル人は 言われた通りにして、初子が死ぬという悲劇に見舞われた家はありませんでした。
しかしエジプト人の間では、すべての家の初子が死んだので 大変な悲しみがありました。
このわざわいがあってパロはイスラエル人を解放しました。
イスラエル人は430年間の奴隷生活から完全に解放され、カナンの地に向かうことが出来ました。
解放されたことを忘れず、いつも感謝することを覚えさせるために、神はこの過越の祭りを行うように命じました。
教会では聖餐式がこれに当たります。
イエス様は、私たちをサタンの奴隷から神の子どもに、死から命に移すため 私たちのためにほふられた “過越の小羊“ です。
(イエス様が)流されたその血によって、私たちは守られ 救い出されました。
サタンの奴隷から解放されたこと、救われたことを私たちは感謝しなければなりません。
霊的に “過越の祭り“ は、過越の小羊となったキリストを暗示します。
次のみことばにも書かれています。
【第1コリント5章7-8節】
新しい粉のかたまりのままでいるために、古いパン種を取り除きなさい。あなたがたはパン種のないものだからです。私たちの過越の小羊キリストが、すでにほふられたからです。
ですから、私たちは、古いパン種を用いたり、悪意と不正のパン種を用いたりしないで、パン種の入らない、純粋で真実なパンで、祭りをしようではありませんか。
五旬節
次の祭りは「五旬節」です。
【出エジプト記23章16節】
また、あなたが畑に種を蒔いて得た勤労の初穂の刈り入れの祭りと、年の終わりにはあなたの勤労の実を畑から取り入れる収穫祭を行わなければならない。
神様は収穫の刈り入れの初穂、すなわち春の収穫の時も 年の終わりの収穫の時も 祭りをするように言われました。
なぜかと言うと、大麦と小麦の収穫の時期が違っていたからです。
この祭りは、日々のすべての糧の生産者も供給者も、“主” であることを認め告白する意味があります。
種を蒔くこと、水を注ぐことは人間に出来ますが、成長させるのは神がなさることです。
私たちは日々の糧を得るために仕事をしていますが、仕事する資本である体は、神様が守って下さらないと自分の力では守れないです。
恵みによって糧を得たことに対して神に感謝することです。
また、この祭りにも霊的意味があります。
収穫の初穂は、“復活したイエス・キリスト” を象徴します。
【第1コリント15章20節】
しかし、今やキリストは、眠った者の初穂として死者の中からよみがえられました。
この “復活” は信じる者に大きな希望を与えてあります。
それは私たちも復活の恵みに預かれるからです。
五旬節は、初穂をささげてから50日になる日に行われた祭りです。
この時は1日だけの祭りでした。
この日は労働せずに収穫の感謝を神にささげ、隣人との楽しい交わりをしました。
五旬節の霊的象徴は “聖霊降臨” です。
五旬節に聖霊が下りました。
私たちが神に感謝しないといけないのは、聖霊を私たちのために遣わして下さったからです。
聖霊なしには 生まれ変わることも信じることも、また神の子にふさわしく生きることも出来ないです。
私たちは日々この聖霊によって守られ導かれていますので、このことを大いに感謝しないといけないです。
仮庵の祭り
次の祭りは「仮庵の祭り」です。
【レビ記23章33-34節】
ついで主はモーセに告げて仰せられた。
「イスラエル人に告げて言え。この第七月の十五日には、七日間にわたる主の仮庵の祭りが始まる。
この祭りは1年間労苦して得た収穫の後に行う民族最大の祭りでした。
そしてこの祭りは、エジプトの奴隷から解放され40年間 荒野で生活した時も神が自分たちを導き守って下さったことを記念する祭りでした。
七日間家を離れ、野原に仮庵を建てて生活しながら過去の荒野生活を振り返り、信仰を新しくしていました。
聖徒たちは今、この祭りをどのように解釈して行うと良いでしょうか?
天の御国に向かって歩んでいる聖徒たちも、主に導かれ守られていますので、そのことを悟らないといけないですし、私たちが肉体という衣を脱ぎ捨てた後は、永遠に安息と平安がある天の住まいで主と共に生きることを悟り、救いを与えて下さった神に常に感謝をすることです。
ただ 衣食住が与えられたこと、そして健康であったこと、守られたことだけが感謝ではなく、もっと大きな霊的恵みが自分たちに与えられていることを覚えて、それを与えて下さった神に感謝することです。
神の一方的な愛と恵みによって救いを受け、日々守られ、助けられ、また天国への道、復活の祝福があることが感謝の内容であり、感謝すべき理由です。
なぜ今の時期に、教会では “収穫感謝礼拝” をするのかを少しだけ話します。
アメリカでの感謝祭の始まりは、1620年に信仰の自由を求めて、イギリスの聖教徒たちがメイフラワー号に乗って新大陸アメリカに渡って行きました。
厳しい冬と直面し、生活もままならず、渡った半分の人は いのちを落としました。
そして先住民に助けられた残りの人たちは、翌年1621年の時に 無事に収穫出来たもので先住民たちも招待し、自分たちを助けて下さった神に感謝をささげたのが感謝祭の始まりでした。
アメリカでは、11月の第四の木曜日が感謝際です。
日本では勤労感謝の日に近い11月の第四主日に礼拝をする教会が多いですが、その日に必ずしなければならないわけでもありません。
イギリスやドイツ、カナダなど感謝祭の日はそれぞれ違います。
“いつする” のが重要ではなく、感謝の心が重要であり、恵みを忘れず、覚えて生きることが大切です。
そして神が命じた感謝祭の内容を悟って、感謝をささげることが大切です。
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2016.11.20
収穫感謝礼拝メッセージ
八戸ノ里キリスト教会
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すべての事について…感謝❤
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