テーマは 『 私たちはキリストの体 』 です

神様が、私たちが教会に集う者として、どんな姿を求めているのか、教会の在り方についてみていきましょう。


第1コリント人への手紙から学んでいきます。

まず、コリント教会がどんな教会であったかを確認しましょう。


【第1コリント1章4-7節】

私は、キリスト・イエスによってあなたがたに与えられた神の恵みのゆえに、あなたがたのことをいつも神に感謝しています。

というのは、あなたがたは、ことばといい、知識といい、すべてにおいて、キリストにあって豊かな者とされたからです。

それは、キリストについてのあかしが、あなたがたの中で確かになったからで、

その結果、あなたがたはどんな賜物にも欠けるところがなく、また、熱心に私たちの主イエス・キリストの現れを待っています。

コリント教会は、パウロが建て、アポロが仕えていた教会であり、人々は信仰を持ち、キリストの中で知識を得、賜物も熱心に求め、教会に仕えていました。


その人々の中で分裂もあり、様々な問題がありました。

貧しい者もいれば、富む者もいて、格差もありましたし、どのように教会生活を送るべきか、それぞれどのような働きを教会でしているのかにも違いがありました。



そもそもコリント教会での分裂は、どの指導者についていくかで人々が言い争いによって起きていましたが、それだけではなく、人々の中、信徒同士でも問題があったのです。






今回はその問題の中の一つを見ながら、彼らを反面教師として、教会とはどういうものであるべきか、私たちは自分自身どうすべきか、周りの人とどのように交わっていくべきかを見ていきましょう。

賜物を題材としたところを中心に見ていきます。


【第1コリント12章4-31節】

さて、賜物にはいろいろの種類がありますが、御霊は同じ御霊です。

奉仕にはいろいろの種類がありますが、主は同じ主です。

働きにはいろいろの種類がありますが、神はすべての人の中ですべての働きをなさる同じ神です。

しかし、みなの益となるために、おのおのに御霊の現れが与えられているのです。

ある人には御霊によって知恵のことばが与えられ、ほかの人には同じ御霊にかなう知識のことばが与えられ、

またある人には同じ御霊による信仰が与えられ、ある人には同一の御霊によって、いやしの賜物が与えられ、

ある人には奇蹟を行う力、ある人には預言、ある人には霊を見分ける力、ある人には異言、ある人には異言を解き明かす力が与えられています。

しかし、同一の御霊がこれらすべてのことをなさるのであって、みこころのままに、おのおのにそれぞれの賜物を分け与えてくださるのです。

ですから、ちょうど、からだが一つでも、それに多くの部分があり、からだの部分はたとい多くあっても、その全部が一つのからだであるように、キリストもそれと同様です。

なぜなら、私たちはみな、ユダヤ人もギリシヤ人も、奴隷も自由人も、一つのからだとなるように、一つの御霊によってバプテスマを受け、そしてすべての者が一つの御霊を飲む者とされたからです。

確かに、からだはただ一つの器官ではなく、多くの器官から成っています。

たとい、足が、「私は手ではないから、からだに属さない」と言ったところで、そんなことでからだに属さなくなるわけではありません。

たとい、耳が、「私は目ではないから、からだに属さない」と言ったところで、そんなことでからだに属さなくなるわけではありません。

もし、からだ全体が目であったら、どこで聞くのでしょう。もし、からだ全体が聞くところであったら、どこでかぐのでしょう。

しかしこのとおり、神はみこころに従って、からだの中にそれぞれの器官を備えてくださったのです。

もし、全部がただ一つの器官であったら、からだはいったいどこにあるのでしょう。

しかしこういうわけで、器官は多くありますが、からだは一つなのです。

そこで、目が手に向かって、「私はあなたを必要としない」と言うことはできないし、頭が足に向かって、「私はあなたを必要としない」と言うこともできません。

それどころか、からだの中で比較的に弱いと見られる器官が、かえってなくてはならないものなのです。

また、私たちは、からだの中で比較的に尊くないとみなす器官を、ことさらに尊びます。こうして、私たちの見ばえのしない器官は、ことさらに良いかっこうになりますが、

かっこうの良い器官にはその必要がありません。しかし神は、劣ったところをことさらに尊んで、からだをこのように調和させてくださったのです。

それは、からだの中に分裂がなく、各部分が互いにいたわり合うためです。

もし一つの部分が苦しめば、すべての部分がともに苦しみ、もし一つの部分が尊ばれれば、すべての部分がともに喜ぶのです。

あなたがたはキリストのからだであって、ひとりひとりは各器官なのです。

そして、神は教会の中で人々を次のように任命されました。すなわち、第一に使徒、次に預言者、次に教師、それから奇蹟を行う者、それからいやしの賜物を持つ者、助ける者、治める者、異言を語る者などです。

みなが使徒でしょうか。みなが預言者でしょうか。みなが教師でしょうか。みなが奇蹟を行う者でしょうか。

みながいやしの賜物を持っているでしょうか。みなが異言を語るでしょうか。みなが解き明かしをするでしょうか。

あなたがたは、よりすぐれた賜物を熱心に求めなさい。また私は、さらにまさる道を示してあげましょう。

ここで、賜物について述べられています。


「賜物」=「神様からのギフト」です。

英語で訳すと“Spiritual Gift”であり、「神様からの霊的なギフト」です。


ギリシャ語を見ると、さらにこれは代価なしに神様の恵みによって、タダで与えられているギフトという意味を含んでいます。


賜物は、神様が恵みによってタダで私たちに与えてくれたものであり、自分のためではなく、人のために使うものとして私たちに与えられました。



あなたの持っている賜物、あなたの才能、得意なこと、信仰はあなた自身が作り出したものではなく、神様があなたに与えたものなのです。


あなたが偉いから、特別に優れているからあげたのではなく、神様があなたにはこれをあげよう、と恵みによってあなたにあげたのです。

そのため、この賜物は自分の名誉や名声のために使うものではなく、自分のものとして誇るのでもなく、人の益になるように使うべきです。


先ほど見た箇所や、続きの箇所でもそのように書かれています。


【第1コリント12章7節】

しかし、みなの益となるために、おのおのに御霊の現れが与えられているのです。

【第1コリント14章12節】

あなたがたの場合も同様です。あなたがたは御霊の賜物を熱心に求めているのですから、教会の徳を高めるために、それが豊かに与えられるよう、熱心に求めなさい。

【第1コリント14章26節】

兄弟たち。では、どうすればよいのでしょう。あなたがたが集まるときには、それぞれの人が賛美したり、教えたり、黙示を話したり、異言を話したり、解き明かしたりします。そのすべてのことを、徳を高めるためにしなさい。

賜物は私たち一人一人がキリストの体の器官として働くために与えられ、徳を高めるため、つまりは皆の益になるために用いていきましょう。


逆に賜物があるのにも関わらず、働いていない、用いていないのであれば、体の器官としてちゃんと働きをしていないことになり、他の体の部分がカバーとしないといけなくなり、他の人も苦しい思いをするのです。



神様があなたに何か賜物を与えてくださったのならば、それを人の益のために積極的に使いましょう。


教会では、それぞれみんな違った賜物を持ち、違った役割をします。

同じ一つの御霊、聖霊様がそれぞれに違った賜物を与えてくれています。


目立つ働きもあれば、見えないところでひっそりとがんばっている働きもあり、自分では気づいていないけれども他の人の益になっていることもあるのです。

目立つ賜物だけが大切なのではないです。


目立たなかったとしても、神様は一人一人に必要だと思った賜物を与え、一人一人を何よりも尊く思っているのです。


それぞれ違った働きをしていますが、同じ一人の御霊、聖霊様が働いているのであり、その聖霊様が私たちにユニークに働かれているのです。



教会のみんなはキリストの体であり、全員が必要な大切な部分なのです。

一人一人が大切なのです。


しかし、教会生活をしているうちにこれを忘れて次のように思ってしまう人がいます。


「私は手ではないから、からだに属さない」「私は目ではないから、からだに属さない」と思ってしまう人です。


【第1コリント12章15-20節】

たとい、足が、「私は手ではないから、からだに属さない」と言ったところで、そんなことでからだに属さなくなるわけではありません。

たとい、耳が、「私は目ではないから、からだに属さない」と言ったところで、そんなことでからだに属さなくなるわけではありません。

もし、からだ全体が目であったら、どこで聞くのでしょう。もし、からだ全体が聞くところであったら、どこでかぐのでしょう。

しかしこのとおり、神はみこころに従って、からだの中にそれぞれの器官を備えてくださったのです。

もし、全部がただ一つの器官であったら、からだはいったいどこにあるのでしょう。

しかしこういうわけで、器官は多くありますが、からだは一つなのです。

この15-16節は、誰かに言われたのではなく、自分が自分自身に投げかけている言葉です。


「あの人はきっと教会にとって大切な存在だけど、私はきっと大切じゃない。この教会にいなくてもいいかも知れない。」、「私はあの人のように信仰がある訳じゃないから教会に属していない。」などと思う必要は全くないです。



神様は一人一人に違った賜物を与え、一人一人全員を大切かつ、なくてはならない器官として作られたのです。


それぞれ違って良い、それぞれ違うからこそ良いのです。

一人一人違うからこそ一つの体としてうまく働くことができるのです。


逆に、自分自身は大丈夫と思っていて、人のことを責める人がいます。


【第1コリント12章21-27節】

そこで、目が手に向かって、「私はあなたを必要としない」と言うことはできないし、頭が足に向かって、「私はあなたを必要としない」と言うこともできません。

それどころか、からだの中で比較的に弱いと見られる器官が、かえってなくてはならないものなのです。

また、私たちは、からだの中で比較的に尊くないとみなす器官を、ことさらに尊びます。こうして、私たちの見ばえのしない器官は、ことさらに良いかっこうになりますが、

かっこうの良い器官にはその必要がありません。しかし神は、劣ったところをことさらに尊んで、からだをこのように調和させてくださったのです。

それは、からだの中に分裂がなく、各部分が互いにいたわり合うためです。

もし一つの部分が苦しめば、すべての部分がともに苦しみ、もし一つの部分が尊ばれれば、すべての部分がともに喜ぶのです。

あなたがたはキリストのからだであって、ひとりひとりは各器官なのです。

神様は一人一人違った神様の作品として作っていますし、一人一人に違った賜物を与えています。


違った働きをするからこそ、キリストの体としてうまく働くのです。

みんなが同じ働きをすると、足りない部分も多く、うまく体が機能しません。


神様がみこころによってそれぞれの役割を決め、それぞれに賜物を与えました。


御言葉を伝える人もいれば、聖書の知識を教える人もいれば、異言を話す人もいれば、預言をする人もいれば、いやしを行う人もいれば、困っている人を助ける人もいれば、教会で様々な必要な働きをする人もいます。



賜物は多岐に渡り、神様はそれぞれに違った賜物を与えているので、他の人に「なぜこの仕事はしないの」という必要はないし、「なぜあの人はこの奉仕をしないの。」と他の人と比べて、自分の物差しで人々を測り、他の人に奉仕を強制すべきではありません。


それは神様が私たちに求めている姿ではありません。

「奉仕」や「賜物」を基準に人を見てはいけません。






また、もし自分が他と比べて尊くない、劣っていると思うならば、むしろ喜ぶべきです。

なぜなら、神様がことさらにあなたのことを尊んでいると思っておられるからです。


見えないところで働いている器官こそが実は大切であり、そこが急にいなくなったり、苦しんだり、病気になったりすると、その人だけではなく、体全体が、私たちみんなが痛みます。


私たちは目に見えるところも見えないところも健康かな、大丈夫かなとチェックして、痛みがあればみんなでそこを労わって補って支え合っていきましょう。



あなたが苦しむと私たちも苦しい。

あなたが褒められると私たちもうれしい。


それがキリストの体としての私たちのあるべき教会の姿です。

どの器官もキリストの器官としてなくてはならないものです。


最後に31節を読みます。


【第1コリント12章31節】

あなたがたは、よりすぐれた賜物を熱心に求めなさい。また私は、さらにまさる道を示してあげましょう。

今持っている賜物以外にも、教会にとって必要な賜物はないのか、人の益となるために賜物を求めていきましょう。


周りの人々にとって必要な賜物があれば、それは積極的に求めていきましょう。


2021.5.9
聖日礼拝メッセージ

八戸ノ里キリスト教会



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