テーマは 『 失敗から学ぶ 』 です
ハレルヤ。
今日も主の守りと平安がありますように祈ります。
失敗や過ちを犯したことがない人間は、1人もいないと思います。
完璧主義者は失敗がないでしょうか?
世の中に完璧な人間など存在しないので、それは そう思っている人の錯覚だと思います。
何の基準で自分を完璧主義者だと自任するでしょうか。
私たちはむしろ「私は弱くて、惨めで、失敗の多い人間である」と認めましょう。
それが本来の人間の姿です。
選ばれて神の働きをしたすべての人たちにも失敗がありました。
それを見て、私たちは失敗しても良いんだと思うのではなく、なぜそういう失敗があったのかを調べることです。
人の失敗を見て、同じことをする人は愚か者です。
しかし、失敗から学ぶ者は、同じ失敗はしないです。
警戒して自分を守るからです。
イスラエルの初代大祭司はアロンでした。
モーセの兄で、神様は彼に大切な働きを任せました。
礼拝をつかさどる大祭司の働きで、神の前で仕える働きでした。
しかし、彼がやってしまった大きな過ちがありました。
【出エジプト記32章3-4節】
そこで、民はみな、その耳にある金の耳輪をはずして、アロンのところに持って来た。
彼がそれを、彼らの手から受け取り、のみで型を造り、鋳物の子牛にした。彼らは、「イスラエルよ。これがあなたをエジプトの地から連れ上ったあなたの神だ」と言った。
なぜ、このようなとんでもない大きな過ちを アロンは犯したでしょうか。
発端は、民からの要求でした。
モーセが神に会うため山に入り、帰ってくるのが遅くなった時に、民はアロンの所に来て「私たちに先立つ神を造ってください。モーセというものがどうなったのか私たちにはわからないから。」
民の態度はとても横柄でした。
たくさんの神の奇跡を見たにも関わらず、また散々モーセの世話になったにも関わらず、簡単に背を向けました。
しかし、一番の失敗はアロンの態度でした。
指導者が民の犯罪の要求に対して受け入れることは、その民に呪いを受けさせることになります。
強く断って彼らの罪を指摘しないといけないのに、自分の立場と利益のために要求を受け入れました。
人を恐れると罠にかかります。
神の義は、いのちを懸けても守る価値がありますが、アロンは民の要求を断ることが出来ず、神の義を捨てて、みことばに反することを行いました。
そして、神が禁じている最も忌み嫌う偶像を造りました。
祭壇を築き、「明日は主への祭である」と、自ら率先して偶像崇拝を導きました。
しかし、そのことで神の怒りが彼らの上に激しく注がれるようになりました。
私たち神を信じる者は、神だけを信じ、神だけに仕えることです。
神の民は、神の民らしく、神のことば通りに生きることを悟って、社会的雰囲気や環境の要求のために神のことばに逆らう罪の道から離れなければなりません。
また人を恐れるのではなく、神を恐れて、失敗や過ちを犯すことがないようにしましょう。
( -д-)ノ
2016.1.22
3分テレフォンメッセージ
八戸ノ里キリスト教会
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